愛知県日進市赤池町でピアノ教室をしている
小坂井かほり です(^^♪
趣味はオカリナと健康。
先日、すっごくびっくりしたことが(゚д゚)!
次男(小3)は私からピアノを習っています。
長男(高3)はほぼピアノ未経験者。
その長男がピアノを弾いてたんです!
次男がいつものようにピアノ練習をしていると練習曲ではない曲が聞こえてきました。たどたどしい感じで...
ん?このメロディ聞いたことある...
ミスチルだ!!
ピアノの部屋を覗きに行くと、な、な、なんと!
弾いてるのは長男(゚д゚)!
しかも両手で!!
楽譜は無く、耳コピ!
ミスチルの『リフレクション』というすっごくきれいな曲♪
結構完成度高い✨
映像は冒頭部分だけですが。
私「今初めて弾いたの?」
長男「うん」
私「すごーい!」
長男「どんだけ聞いたと思ってんの。」
いやいやいや、どんだけ聞いてもピアノ未経験者がいきなり両手で弾けんでしょ⁉
長男の愛するミスチル💗
そりゃあいっつもいっつも聞いてたけども。
びっくりしました。
そして...
嬉しかった😭
長男が自ら楽器に向かってることが✨
私、息子の習い事で大失敗したんです💦
大嫌いにさせてしまった...バイオリン😣
「わが子にバイオリンを弾いてほしい」という私の夢を長男に押し付けてしまいました。
長男は4歳からバイオリンを習い始めました。
大人しくてなんでも私の言う通りだった長男は特に嫌がることもなくレッスンに通いました。
私もバイオリン経験が少しあったので、まずいことに練習に口出しばかり💦
「音違う!なんでできないの!」
超厳しく、怒ってばかり。
毎日練習する!ということにとことん拘る私。
これは私自身の「小さな時から毎日少しずつでもピアノに向かっていたらもっと上手だったのに。もっといい大学に進めたのに」という強い後悔があったため、自分の後悔をこれまた息子に押し付けて...
自我が強く芽生えだし、サッカーに熱中するようになった5年生の時「バイオリン辞めたい。なんでこんなのやらなきゃいけないの」と訴えてきました。
私は続けてほしくて説得しましたが、もうそれまでと違いしっかりと自分の意思を持ち始めた長男の気持ちは変わらず。
しっかりと自分の考えを持ち、ちゃんと訴えることができるようになった成長は喜ばしいこと!
でも当時の私は理解してあげることができず...
そして泣く泣く辞めることに。
その後、長男は一度もバイオリンに触れていません。
それどころか、バイオリンを習っていたという過去を消したい、と...
ショックでした。
7年間一生懸命やってきたバイオリン...
こんな結果にしてしまいました。
「バイオリン=お母さんに叱られながらイヤイヤやらされていたもの」
にしてしまったのだと、私はすごく悔やみました。
息子は我が子ではあるけど私ではない。
私とは違う一人の人間。
私の理想を押し付けてはいけない。
それまで生徒さんの親御様には
「必ず毎日練習させてください!」
とお伝えしていたのですが、長男の経験からやめました。
「少しでも毎日練習すればすごく上手になります!でも無理強いはしないでくださいね。それから、決して叱らないでくださいね。ピアノが嫌いになってしまっては元も子もありませんから。少しでも弾けたらたくさん褒めてあげてください!」
とお伝えしています。
私が長男にそうすべきだったこと。
時を戻してそうしてあげたいこと。
やってはいけない失敗だったとは思います。
でも、その経験のおかげでもしかしたらうちに来てくれる生徒さんが一人でもピアノ嫌いにならずに済んでいるかもしれない。
この失敗はピアノ講師である私の為にあったんだ!
そんな長男が、楽器は違えど自ら楽器に向かって演奏していた姿がすごくすごく嬉しかったんです😭
バイオリンは自分で音を調整して作る楽器。
耳コピで弾けた『リフレクション』、4才から毎日取り組んだ練習の中で音感がしっかり身についたのかもしれない。そしてこうして自らの演奏で楽しんでいる。だとしたら習っていたことは決して無駄ではなかったのかも。
長男がまだバイオリンを習い始めたばかりの頃から私の夢は膨らみ、
セリーヌ・ディオンの『To love you more』
(自分の結婚式でピアノ演奏した思い出深い曲💕)
を長男のバイオリンと私のピアノ伴奏で演奏できる日が来たらなんてステキなんだろうとワクワク思い描いてました。
なんと運命的に、その曲が長男最後の発表会の演奏曲✨
長男のバイオリンと私のピアノ伴奏で...
夢が現実に✨
大切な大切なことを教えてくれた長男、ありがとう✨
そして、私の夢を叶えてくれてありがとう✨
『リフレクション』なんとも美しいメロディ✨
これからこの曲を耳にするたび胸が熱くなりそうです。
長男、この春から一人東京へ旅立ちます🍀