わたしの障害

気になる子へのピアノレッスン おんがく

愛知県日進市赤池町でピアノ教室をしている
小坂井かほり です(^^♪
趣味はオカリナと健康。


以前参加したピアノ講師向け勉強会は、障害者向けレッスン方法についてがテーマでした。
私の教室には障害をお持ちの生徒様はいませんが、きっと何かレッスンに役立つだろうと思い参加させて頂きました。



講師は福田りえ先生。
障害者生徒様を50名もお持ちの先生。
講義の中で、様々な種類の障害があることを知りました。
その中で私はびっくりしたことが!!
私の子供時代、あれは障害だったんだ(゚д゚)!


『場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)』

ある特定の場面、状況になると声が出ない。
話したいのに声紋が閉じてしまい声が出なくなる。


あー!!それそれ!
と、先生のお話が私の症状にぴったり過ぎてびっくりでした。


人見知りや恥ずかしがりとの違いは、「そこで話せない症状が何か月、何年と長く続くこと」だそうで、私の場合6年続きました。


私の声が出なくなる場面の一つ...
小学校の登下校時。
近所の子らで作られた通学のグループで登校していたのですが、集合場所から学校の門まで一言も声を発することができませんでした。


私はもともと引っ込み思案でおとなしい性格でしたので、その性格のせいで話せなかったのだと思っていました。福田先生のお話を聞くまでは。


「声紋が閉まる」まさにそれでした。
話したい、話さないと、と思うのに、、、
喉のところまで来てるのに出ないのです。
それが辛くて辛くて💦
そんな私をからかう年下の男子😅
更に辛い💦話しかけないでー!と心の中で叫んでいる私。


ある日のことです。兄が風邪をひいて学校をお休みした時のこと。
通学の集合場所で「お兄ちゃん風邪ひいたから今日休み」というのはもちろん妹の私が伝えるべきこと。
なのに...出ない😖


みんなは私に何度も問います。「○○君は?」と。
でも黙って立っているだけの私。
困ったみんなは我が家まで兄を呼びに行くことになり、そのあとを心苦しい気持ちでついていく私。おかしな自分がわかっているからその状況が辛い💦でも言えない💦


この声が出せない場所は他にもありました。
とにかく辛いんです。
ありがとう!の5文字すら出ない。
言いたい!言わないと!と思うのに。


躾に厳しい両親でしたが、このことに関しては特に叱られた記憶がありません。
兄の休みを伝えられなかった時も問い詰められませんでした。


そこで叱られたり理解を得られなかったりすると更に心閉ざされ他の不安症状、うつ、不登校、人間不信などの二次的な問題が生じやすくなるそうです。
当時、両親にそのような障害の知識はありませんでしたが私を理解し温かく見守っていてくれたことに感謝です。


辛い思い出ではありますが、この経験はピアノ講師となった今では大切な財産です✨
生徒様の中にはなかなか言葉が出ないお子さんもいらっしゃいます。
そんな時、その子の気持ちがわかってあげられます。その子が私にどうしてほしいのか手に取るようにわかります。


欠点、失敗、辛い思い出は全てプラスに変換されます。全て素晴らしい未来のためにあり、素晴らしい未来に必ず繋がっていると思います。
起きることには全て意味がある✨
そう思って、子どもたちもどんな困難も乗り越えていってほしいですね!
私もがんばります😊





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